20代男性が319万円の詐欺被害 警察官などかたり「あなたの口座の全額分を振り込む必要がある」大分

大分県大分市に住む20代の男性が警察官をかたったオレオレ詐欺で319万円をだまし取られる被害にあったことが分かりました。 警察によりますと2025年6月10日、男性の携帯電話に「+(プラス)」から始まる電話番号から電話があり、山梨県警察の警察官を名乗る男から「あなたは詐欺グループの事件に関与している。詐欺グループはあなた名義の口座を使い、19人の被害者から約6000万円振り込ませている」などと告げられました。 その後、刑事を名乗る男に電話が代わり、ビデオ通話でのやり取りに移行し、その男から警察手帳を見せられ、「あなたには犯罪の容疑がかかっており、このままではあなたを逮捕しなければならない」などと告げられました。 心配になった男性は、どうすれば身の潔白を証明できるかその男に尋ねたところ、今度は検事を名乗る女に代わり「あなたを逮捕し、持っている口座も凍結する必要がある。免れるにはあなたの口座の全額分を、こちらが指定する口座に振り込む必要がある」などと言われました。 そのことを信じた男性は、その女が指定した口座に送金し、319万円をだまし取られる被害にあったということです。 警察は「警察官や検察官が、現金を振り込むよう指示することはない。『+(プラス)』から始まる電話番号やビデオ通話などで、金を要求された場合は、詐欺を疑いすぐに家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。

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