不正入手のクレカ情報で家電を購入した疑い 空き室に「置き配」か

不正に入手したクレジットカード情報を使って転売目的で家電を購入したとして、警視庁は、風俗店従業員の男(42)=東京都新宿区=を窃盗と私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで逮捕し、12日発表した。「借金の返済と生活費にあてるためだった」と話しているという。 ■クレカ情報、1件あたり5千円~6千円で購入か サイバー犯罪対策課によると、逮捕容疑は2024年8~10月、不正に入手した他人名義のクレカ情報でゲームのコントローラーなど11点(販売価格計130万5880円)を家電量販店のサイトで購入したというもの。 男はX(旧ツイッター)でクレカ情報の不正入手に関する投稿を探し、秘匿性の高いアプリで投稿主とやりとりして1件あたり5千~6千円で購入していたという。同課は、23年夏ごろから少なくともクレカ情報を20件以上入手し、不正購入を100回ほど繰り返したとみている。 不正に購入した商品については、コンビニで受け取るほか、自宅近くのアパート空き室前に勝手に宅配ボックスを設置して「置き配」を指定していたという。同課は、不審な置き配への注意を呼びかけている。(太田原奈都乃)

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