親族「690万円貸した」 “弁当詐欺”疑いで高本伸浩容疑者(57)と妻を送検 背景に多額の借金か…嘘の格安弁当サービスを訪問営業

「イット!」がいち早く報じ、その後、逮捕された無職の高本伸浩容疑者(57)と妻の高本久美子容疑者(63)。 12日朝、検察に身柄を送られました。 2人は5月29日、神奈川・横浜市の自動車販売会社を訪問。 1食100円ほどの格安弁当を配達するなどと嘘をついて1万円をだまし取った疑いが持たれています。 その時の誘い文句が「1人5000円で2カ月間お弁当を毎日配達するサービスです」。 5月20日、神奈川・小田原市にある中古車販売店で撮影された映像には、高本容疑者とみられる男があごマスク姿で格安弁当の嘘話を持ちかける様子が捉えられていました。 高本容疑者とみられる男: 配達料5000円で最大61食、お昼ご飯にお弁当をお届けできます。 店長: 安い。本当に? 高本容疑者とみられる男: 今はモニターなので1食100円くらいで食べていただける2カ月間キャンペーンで回っています。 店長: じゃ、お願いしますよ。 店長は3人分1万5000円を現金で支払いましたが、注文した弁当が届くことはありませんでした。 夫婦が弁当詐欺に及んだ理由。 親族は高本容疑者に多額の金を貸していたと話します。 高本容疑者の親族: 年が明けて正月早々に来たんですよ。その時は80万くらい貸したと思うんですよね。(Q. 合計いくら貸した?)690万くらいだったかな。 警察の調べに、高本容疑者は「弁当の注文は30件くらいとった」と供述しています。 その一方で、2人は「だますつもりはなかった」などと容疑を一部否認しています。 警察は、高本容疑者ら2人が金に困って犯行を繰り返していたとみて調べを進める方針です。

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