去年12月、新潟県糸魚川市内の80代女性から現金と不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使用して現金を払い出して盗んだ疑いで広島県の男が逮捕されました。 特殊詐欺の疑いで逮捕されたのは、広島県福山市に住む自営業の男(27)です。 男は氏名不詳者らと共謀し、去年12月23日、24日に氏名不詳者らが新潟県糸魚川市内に住む80代女性の自宅に電話をかけ、電話の相手が孫であり、現金を至急必要としているので、孫の代わりに行く勤務先の上司の息子に渡してもらいたい旨のうそをつき、12月24日、上司の息子になりすました氏名不詳者が女性の自宅で現金190万円を受け取り、だまし取った疑いがもたれています。 また、男は氏名不詳者らと共謀し、不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使用して、去年12月24日から27日までの間、群馬県高崎市内のコンビニエンスストアに設置されたATMから複数回にわたり、現金合計200万円を払い出して盗んだ疑いがもたれています。 警察によりますと、現金を払い出した際に使用したキャッシュカードは80代女性が現金190万円を渡した際に誤って一緒に渡してしまったキャッシュカードだったとのことです。 警察は捜査に支障があるとして男の認否を明らかにしていません。警察は男が指示役のトクリュウグループの犯行とみて詳しく調べています。