【中継】夜間外出禁止令続く 現在の米ロサンゼルスの様子は

アメリカの首都ワシントンで14日、トランプ大統領の誕生日にあわせて軍事パレードが行われました。一方、軍事パレードに合わせて、全米およそ2000か所では大規模な抗議デモが行われました。今も夜間外出禁止令が続くアメリカ・ロサンゼルスから最新の状況を伝えてもらいます。 ◇ ロサンゼルスの中心部にある、連邦政府ビルの前からお伝えします。午後8時以降、このエリアには夜間外出禁止令が出ていますが、我々メディアは取材活動が認められています。 メディアやエリア内に住む人など以外は立ち入ることが許されておらず、逮捕される可能性もあるということで、この大通りを見渡しても人の姿は全くありません。 ただ、日中にはこの大通りを埋め尽くすほどのデモ隊が集まり、当局と激しく衝突していました。そのため、路上には当局が使用したゴム弾などが今も散乱しています。 大規模抗議デモは14日、「ノー・キングス(=王様はいらない)」をスローガンに行われました。 ロサンゼルスでは2万人以上が参加し、参加者は「トランプ大統領の辞任」などを訴えながら、中心部を行進しました。 行進中は平和的な抗議デモだったんですが、その後、一部の人たちが暴徒化したことで一気に緊迫した雰囲気に変わり、当局が催涙弾を投げ込むなど衝突も起きました。 ――全米ではどのような動きがあったのでしょうか? この大規模な抗議デモは軍事パレードのタイミングに合わせて全米およそ2000か所で行われました。 ほとんどの場所で大きな衝突などはなかったということですが、ユタ州のソルトレークシティーでは抗議デモ中に銃撃事件が発生し、1人が重体だということです。 また、ロサンゼルスでは抗議デモが激化してからこれまでに600人以上が逮捕されていて、混乱が収まる見通しは立たず、分断も深まっています。

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