PGAが定例理事会を開催 性的姿態等撮影の疑いで逮捕された会員への処遇などを発表

16日に日本プロゴルフ協会(PGA)が定例理事会を行い、終了後にオンライン記者会見を実施。その中で、会員懲戒の件について発表があった。 2月12日に性的姿態等の撮影の疑いで逮捕され、その後、不起訴となったPGA会員・小田孝憲氏の処遇について発表があった。明神正嗣会長は、「レッスン活動の際に受講生に向けられた事実であり、それが報道されたことで、当協会並びに会員の名誉および信用が傷つけられていることは否定できない」と述べた。 一方で、小田氏は現在、雇用先から契約を解除されるなどの社会的制裁を受けていること、さらに社会奉仕活動にも従事していることなどから、「深く反省し、償いをしていると認められた」として、懲罰は科さず、会長名による厳重注意およびティーチングプロB級講習への参加を強く勧告する方針が決定されたという。 さらに、その他の“会員の件”として、3月4日に出入国管理法違反の疑いで逮捕された同会員・野沢敏伸容疑者の進捗状況についても説明があり、協会としては、司法の判断が出た後に対応を検討する方針だという。 なお、事案発生から時間が経過しているにもかかわらず、理事会で対応の検討がされていない理由については、「刑が確定したのは5月末。その後、代理人弁護士を通じて、事実認定となる証明書類をもとに検討を行う予定ですが、その書類の交付には判決確定後、2週間かかるという認識だった。結論としては、いまだに書類が提出されていないため、現時点では報告事項として扱い、次回の理事会で検討するという手続きになります」と事務局から補足説明もされた。 その他、9月2日から行われる最終プロテストについて、最終日のみYouTubeで生配信する方向で検討していることも報告された。

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