れいわ新選組は16日、今夏の参院選の東京選挙区で、元衆院議員で新顔、山本譲司氏(62)の公認決定を発表した。山本氏は旧民主党の菅直人元首相の秘書などを経て、1996年に衆院議員に初当選。2000年、国が支払う政策秘書の給与をだまし取ったなどとして、詐欺容疑で東京地検特捜部に逮捕され、翌年に実刑判決を受けた。 山本氏は服役中、障害や病気を抱える受刑者たちの世話をする「指導補助」を担当。約1年の服役経験をつづった「獄窓記」を03年に出版し、高齢者や障害のある受刑者への処遇の問題を提起した。 れいわの山本太郎代表は16日、公認決定を発表した会見で、山本氏について「逮捕されています。刑務所に入っています。その中で様々な問題に直面し、それを解決するという『第二の人生』を歩むと決めた方だ」と紹介。「法務省などと、様々な仕組みを変えていく先頭に立たれていた。数千人に及ぶ人々の人生を支えてきた」と評価した。