信頼回復「住民の声を聞きながら」16年ぶりトップ交代 佐々町長選で初当選の浜野氏が抱負《長崎》

官製談合事件を巡る前町長の辞職に伴う佐々町の町長選挙は15日、投開票が行われ、新人の浜野 亘氏が初当選を果たしました。16日に初登庁した新町長は町政の信頼回復に向けて決意を新たにしました。 16日午後2時頃、佐々町役場に初登庁した浜野 亘新町長 69歳。 (浜野 亘新町長) 「今から皆さんと一緒に住民の声を聞きながら進めていきたい。どうぞよろしくお願いします」 初めて座る町長の椅子の感触は……。 (浜野 亘新町長) 「仕事をしないといけないと思っているところ。今からしっかりやっていかないといけない」 15日午後10時頃、佐々町長選挙で当選を確実とした浜野陣営は歓喜に沸きました。 (浜野 亘新町長) 「佐々町の名誉回復のため、まちづくりを頑張っていきたい」 浜野新町長は2964票を獲得し、次点に650票あまりの差をつけました。 今年3月、4期16年務めた古庄 剛前町長が町発注工事の入札を巡る官製談合事件で逮捕・起訴され町はトップ不在の事態に。 後任を決める町長選挙には町の前副町長や前事業理事など4人が乱立し、混戦が展開されました。 浜野新町長は今回、「公正で透明性のある行政運営」を掲げたほか、子育て世帯や高齢者の支援にも積極的に取り組むと訴え、着実に支持を広げました。 官製談合事件による混乱をへて、スタートした浜野町政。 不祥事の再発防止とともに新たな町づくりに向けた手腕が問われています。 (浜野 亘新町長) 「今までと違うという所を見せたい。まずは環境整備に努めていきたい。変えるところは即変えていきたい」

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