吉野町内の太陽光発電施設をめぐり、東京の会社に便宜を図る見返りに現金200万円を受け取ったとして、収賄の疑いで吉野町議が逮捕されました。 逮捕されたのは橿原市に住む吉野町議西澤巧平容疑者(72歳)と東京都港区の眞邉勝仁容疑者(59歳)、伊藤仁志容疑者(63歳)の3人です。 警察によりますと、西澤容疑者は2023年(おととし)9月、当時、眞邉容疑者が代表取締役を務めていた再生可能エネルギーの開発などを手がける会社「リニューアブル・ジャパン」が太陽光パネル事業を行う際に便宜を図り、その見返りとして現金200万円を受け取った疑いが持たれています。 吉野町によりますとこの太陽光発電施設は、2018年12月に完成していて、町が会社に貸す吉野町左曽(さそ)などの土地約38万平方メートルに設置されているということです。なお、県警は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。 西澤容疑者は1992年の町議選で初当選し、当選10回目。これまでに議長を8回務めています。