今年5月、佐賀市の児童福祉施設で女性職員が包丁で切りつけられ、殺害された事件。 逮捕された女について佐賀地検は刑事責任能力を調べるための鑑定留置を始めました。 佐賀県武雄市の会社員で中国籍の李綽楹容疑者(28)は、5月31日、佐賀市の児童福祉施設で職員の川原千恵さんの両腕を包丁で切りつけるなどして殺害したとして逮捕・送検されました。 李容疑者は取り調べに対し、「記憶にないから分からない」と容疑を否認していましたが、警察は、李容疑者が保護されていた2歳の娘に会うため施設を訪れたとみて、捜査を進めていました。 この事件をめぐり佐賀地検は李容疑者の刑事責任能力を調べる必要があると判断し、17日から鑑定留置を開始しました。 期間や鑑定先について佐賀地検は明らかにしていません。