いつもカーテン、夜もサングラス… イラン当局、工作員の特徴公表

イラン当局がイスラエルの情報機関モサドの工作員らの摘発を強めている。イラン国内には多くのモサドの関係者が潜伏しているとされ、13日に始まったイスラエルの攻撃でも重要な役割を果たしたとみられている。当局は国民に広く情報提供を呼びかけている。 カーテンがいつも閉じられており、若者の出入りが多い。日本メーカーの車やピックアップトラックを使っている。夜間でもマスクやサングラスを着用――。 イランメディアによると、地元警察は「テロリスト」を見分けるポイントとして、こうした特徴を公表した。 米CNNなどによると、テヘランでは13日以降、モサドに協力した疑いで、少なくとも28人を逮捕。西部ロレスタン州や核施設がある中部イスファハン州でも、小型無人機(ドローン)の作業場などが摘発された。 イラン当局は、デモ鎮圧などに当たってきた革命防衛隊傘下の民兵組織バシジも動員し、警戒を強化している。【カイロ金子淳】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする