<1分で解説>TOEICでカンニング 中国人業者が組織的に不正か

英語の国際テスト「TOEIC(トーイック)」で、中国籍の受験者10人がカンニングをしようとした疑いで、警視庁が事情聴取を行っていたことが分かりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「TOEICのカンニング未遂事件」について解説します。 Q TOEICってどんなテストなの? A 英語の聞き取りや読み書きの力をはかる国際的なテストで、就職や進学などで使われています。 Q どんなカンニングがあったの? A 東京都内の試験会場で6月上旬、中国籍の男女10人がカンニングをしようとしたのを警視庁の捜査員が見つけ、任意で事情聴取しました。小型のイヤホンや、音声が聞こえるスマートグラスを使って、外部の「教え役」から答えを聞こうとしていたとみられます。 Q 10人はどんな人なの? A 10人は20代が中心で、いずれも本名で受験しようとしていましたが、申し込みの住所は同じでした。 Q どうして同じ住所なのかな。 A 5月に起きた事件でも、現行犯逮捕された容疑者と同じ住所で申し込んでいた受験者が複数いました。試験会場を同じにしてカンニングしようとしていたとみられます。 Q なぜカンニングしようとしたの? A 事情聴取で「高得点が欲しかった」「カンニングさせてもらえると聞いて数万円を払った」と話している人がいました。 Q カンニングを手伝う業者がいるの? A 警視庁は中国人の複数の業者が組織的に不正を繰り返しているとみて調べています。

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