工事発注の便宜を図った見返りに現金の授受があったとして、静岡県警は6月18日、浜松市内の社会福祉法人の元業務執行理事と建設会社の社長を逮捕しました。 警察の発表によりますと社会福祉法違反の疑い(贈収賄)で逮捕されたのは、社会福祉法人の元業務執行理事で浜松市中央区葵西の契約社員の男(47)と、浜松市浜名区染地台の建設会社社長の男(48)です。 契約社員の男は2023年9月下旬から10月上旬にかけて、社会福祉法人の業務執行理事だった立場を利用し、法人が発注する施設工事の入札で、建設会社社長の男の会社が落札できるよう便宜を図った見返りに現金275万円を受け取った疑いが、建設会社社長の男は、工事を落札できるよう取り計らってもらうため、契約社員の男に現金を渡した疑いが持たれています。 警察は詳しい経緯や背景について捜査を進めるとみられています。