「米を30kg1万5000円で販売」と騙り4万5000円だまし取ったか、男(21)を逮捕 掲示板アプリで購入者を募り「販売する意思あった」と容疑を否認

「米を販売する名目」で現金4万5000円をだまし取った疑いで、21歳の男が逮捕されました。男は、地域の情報を集めた掲示板サイトで「米を30キロ1万5000円で販売します」などと書き込み、購入者を募っていたということです。 逮捕されたのは、岡山県笠岡市に住む飲食店従業員の男(21)です。高知警察署の調べによりますと、男は今年4月8日から9日ごろにかけて、高知市に住む40代の女性から、現金4万5000円をだまし取った、詐欺の疑いがもたれています。 容疑者の男は、「米を販売する名目」で被害者から現金をだまし取っていました。男は、都道府県別や市区町村別に情報を集めて不用品譲渡の情報などを掲載する掲示板サイトのアプリで「米を30kg=1万5000円で販売します」などと購入者を募っていたということです。 その書き込みを見た被害者の女性が、SMSで「3袋=90キロを購入する」というメッセージを送って現金4万5000円を振り込み、男からは「こちらは企業として登録している。何かあれば全額返金します」などと返信がきましたが、その後、米が送られてこず、女性が返金を求めても男は応じませんでした。そして、男との連絡も取れなくなったということです。 女性の届出を受けて警察が捜査を進めた結果、男の犯行が明らかになり、警察は18日朝、男を岡山県笠岡市の自宅で逮捕しました。 男は「米を販売する意思はあった」と、容疑を否認しているということです。 警察によりますと、男は今年4月以降、同じ手口で32件、金を振り込ませ、総額73万5000円を受け取っていたとみられていて、警察は余罪や事件の詳しい経緯などについて調べています。

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