「お金、根こそぎ持ってきて」指示受け犯行か 強盗致傷容疑などでコロンビア人男女を逮捕

新宿区のアパートに強盗目的で侵入し、住人の女性にけがを負わせたとして、警視庁国際犯罪対策課は住居侵入と強盗致傷の疑いで、いずれもコロンビア国籍で東京都新宿区河田町、無職、ガルソン・アルセ・ニコラス容疑者(28)と、同区大久保、職業不詳、ニエト・カルデロン・デリア容疑者(54)を逮捕した。調べに対し、両容疑者は否認している。 逮捕容疑は、ほかの者と共謀して3月20日午後1時ごろ、70代女性宅に侵入し、馬乗りになって口をふさぐなどの暴行を加え、「お金はどこにある」などと脅迫。現金を奪おうとして、女性の歯や顎にけがを負わせたとしている。女性が抵抗したため、何も取らずに逃走した。 国際犯罪対策課によると、2月末ごろに指示役のニエト・カルデロン容疑者が強盗を計画。ガルソン・アルセ容疑者と実行役のウズベキスタン人の男=住居侵入と強盗致傷罪などで起訴=に、「お金が部屋の中にいっぱい眠ってる。根こそぎ持ってきて。成功したらチャンス」などと指示したという。実行役の男が勤務先から帰宅する女性を尾行し、女性の写真を撮影してガルソン・アルセ容疑者に送信。本人と確認してから犯行に及んだという。 防犯カメラ画像や実行役の男の携帯電話の解析などで両容疑者の関与が浮上した。

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