特殊詐欺の新たな手口が全国で32件確認 警察官名乗って金を騙し取り裸を撮影するなど“わいせつ行為”要求「身体検査をしなければならない」 警察庁

警察官を名乗り金をだまし取ったうえ、裸を撮影するなどのわいせつ行為を要求する新たな手口の事件が今月18日までに全国で32件発生していることがわかりました。 特殊詐欺をめぐっては、警察官を名乗って電話をかけ、SNSのビデオ通話に誘導して偽の警察手帳や逮捕状を見せたうえで、金をだまし取る手口が相次いで報告されています。 こうした中、警察官を名乗った人物が「身体検査をしなければならない」などと嘘をつき、被害者を裸にさせ、その様子を「録画している」などと言って脅す新たな手口が今年1月から今月18日までに32件確認されていることがわかりました。 警察庁によりますと、実際にあった手口では、警察官を名乗る人物にSNSのビデオ通話で「体の傷を確認する」などと言われ、裸の状態にされ、録画された裸の画像を「全国にばらまく」などと脅されたということです。また、別の被害女性は警察官を名乗る人物から「入浴中もトイレの時もビデオ通話をつなげたままにしないと逮捕する」などと言われ、指示に従ったということです。 警察庁は、「警察はSNSやメッセージアプリで連絡することや、警察手帳や逮捕状の画像を送ることはない」として注意をよびかけています。

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