「1年ほど母親の姿を見ていない」死体遺棄の疑いで女(40)を逮捕・送検 遺体は母親か 民生委員は「顔を隠して歩く」 (山形)

自宅に遺体を遺棄したとして山形県尾花沢市の40歳の女が逮捕された事件で、地区の民生委員は、同居している母親の姿をここ1年見たことがないと話していて、警察は遺体は母親とみて調べを進めています。 死体遺棄の疑いで逮捕・送検されたのは、尾花沢市上町(かんまち)三丁目の無職・井苅あゆみ容疑者(40)です。 警察の調べによりますと、井苅容疑者は、自宅敷地内に年齢や性別の分からない遺体を隠し、遺棄した疑いが持たれています。 井苅容疑者は、容疑を認めています。 藤井響樹アナウンサー「こちらが遺体が発見された住宅です。県道沿いにあり比較的見通しのいい位置にあるんですが、近づいてみますと家の入口がどこにあるかわからないほど草木が生い茂っています」 井苅容疑者はこの家で母親の瑞江さんと2人で暮らしていました。 ■近所の人は 近所の人「奥さん(母親)は5年くらい前から見たことがない。娘さんは1年くらい前に雪下ろししている時にあがっていたのを見たことがある。それくらい。あと見たことがない」 地区の民生委員「(井苅容疑者は)(出歩く時は)顔を隠して歩く。頭巾みたいなものを被って2人して。夏でも冬でもスカーフみたいなものを被って歩いていた」 上町地区の民生委員の男性が井苅容疑者の母親と会ったのは、去年4月が最後だったといいます。 今月16日、この民生委員の男性が市に「1年ほど母親の姿を見ていない」と連絡したことをきっかけに、きのう午前、市の福祉課が警察に母親の安否確認を依頼しました。 警察が井苅容疑者の自宅を訪ねて事情を聞いたところ、「死体を遺棄した」という趣旨の話をしたということです。 関係者によりますと、その後、自宅敷地内の土から遺体が見つかったため、警察はきのう夜、井苅容疑者を緊急逮捕しました。 見つかった遺体は母親の瑞江さんとみられていますが、損傷が激しく、かなりの時間が経っているとみられています。 警察は聞き取りや遺体の司法解剖を行い死因などを調べるとしています。

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