フジVS物言う株主 堀江氏も参戦 カギを握る「村上氏の長女」

フジテレビ親会社の株主総会は堀江貴文氏も参戦し、大荒れの展開となりました。 ■フジvs物言う株主 フジ・メディアHD 金光修社長 「皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心よりおわび申し上げます」 「誠意が伝わらない!」 謝罪と、それに対するヤジから始まった注目の株主総会。株主との質疑応答がおよそ4時間続く“大荒れ”の展開となりました。 フジテレビ 清水賢治社長 「大胆な変革と成長への取り組みを進めてまいります」 ■新たな取締役の選任 今回の焦点は「新たな取締役の選任」です。 会社側はフジテレビ・清水社長ら11人の候補を提案。これに対し、大株主のダルトン・インベストメンツ側は外部の人材による改革の必要性を訴え、SBIホールディングスの北尾会長ら12人を独自に提案しました。 株主総会では会社側の11人が可決された一方で、ダルトン側の12人はひとりも選任されませんでした。 株主側 「ダルトン側が提案した取締役候補とは面談を行ったのか」 フジ側 「一部を除き、事前の質問書で特技や貢献できる内容を書いてもらい、それをもとに、それぞれの候補と面談した。手を挙げていただいたことなどには感謝するが、会社としては取締役数のコンパクト化や女性の割合向上など、取締役の構成を考えていた中で“提案の取締役候補は受け入れない”と判断した」 会場からは一連の問題の発端となった中居正広さんに関する、こんな質問も…。 株主側 「今回の事案で引退されているタレントN氏に対して、損害賠償請求するのか?」 フジ側 「タレントN氏に対しての刑事民事の責任追及に関しては、(会社の)信頼回復のステップを実施していきながら、法的専門家の意見なども伺いながら検討していくべきことかと思っている」 ■株主総会に堀江氏も参戦 株主総会には、この人も参加していました。 株主として参加 堀江貴文氏 「僕の話も株主の人がしてくれて『堀江さんと連携するつもりはあるのか』『協業することはあるのか』みたいな。『それは否定しません』と清水さんが言っていた。僕もこの間、編成の人とも会って『一緒に番組とか出来たらいいですよね』なんて話をしていた。きょう日枝さん来ていなかった。普通来るんだけどね、きょうで退任するんだもんね」 25日をもって40年以上経営に携わってきた日枝相談役は退任し、フジ側は相談役制度を廃止します。 ■カギ握る「村上氏の長女」 オンラインカジノを巡り、社員が逮捕された問題などについても質問が及んだ株主総会。フジテレビは今後、どうなっていくのでしょうか。 テレビ朝日 経済部 進藤潤耶デスク 「今後“カギを握る”とされるのが現時点でフジ・メディアHDの個人の筆頭株主、旧村上ファンド・村上世彰氏の娘、野村絢氏の動向になります。一部報道では今回はフジ側の提案に賛成したと言われるが、公には立場を明らかにしていない。仮に新しい取締役が機能していないと判断すれば、ほかの大株主とともに臨時の株主総会を求めるなど、会社を変えていく可能性も」

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