静岡市駿河区の神社のさい銭箱から現金を盗んだ疑いで逮捕された男について、静岡県警は6月25日、県内の神社のさい銭箱や公園などに設置された自動販売機から現金を盗むなど54件の犯行を繰り返していたことを裏付け捜査を終結したと発表しました。被害総額は約47万円にのぼるということです。 静岡市駿河区の神社のさい銭箱から現金を盗んだ疑いなどで逮捕・再逮捕されていたのは、静岡市葵区平和の無職の男(47)です。警察によりますと、男は2024年10月頃から2024年3月頃にかけて、静岡県富士宮市、富士市、掛川市などでも、同様の犯行に及んでいたということで、男が関与した54件(窃盗未遂事件12件を含む)のうち、35件は神社仏閣のさい銭箱の現金を対象に、19件は自動販売機の現金等を対象にした窃盗事件ということです。 さい銭箱、自動販売機、どちらもバールのようなものでこじ開けたとみられています。 現金のほかに、自動販売機の小銭を格納しているケースや飲み物も盗んだとみられており、被害額は現金約34万円を含め、総額約47万円にのぼるということです。 警察の調べに対し男は容疑を認めていて、「遊ぶ金が欲しかった」などと話しているということです。