名古屋と横浜の小学校の教員が女子児童の下着を盗撮し、グループチャットで共有して逮捕されました。10人近くの教員がグループになって盗撮画像を共有していたことに市民も驚きを隠せません。 (20代女性) 「あり得ない」 (息子が小学生の男性) 「気持ち悪い。教師というか一般人にしてもない」 (娘が大学生の女性) 「許せない。信頼できる人と思って預けているのに」 皆さんの怒りの矛先は名古屋市の小坂小学校の教員、森山勇二容疑者(42)と横浜市の本郷台小学校の教員、小瀬村史也容疑者(37)です。それぞれが女子児童を盗撮し、ショートパンツの中の下着が写った画像などをSNSのグループチャットで共有した疑いで逮捕されました。2人は容疑を認めているということです。 捜査関係者によりますと、盗撮は校外学習中に行われたとみられ、グループチャットには小中学校の教員ら10人近くが参加していたということです。グループではほかにも児童の着替えを盗撮した画像などが共有されていました。 (20代女性) 「子どもを守る立場の人のはずだから、教師としても人としてもありえない」 (娘が大学生の母親) 「男性の担任じゃなくて、女性の先生にしてくださいと思ってしまう。(盗撮された)画像がいつまで残るのか。そういうのも怖い」 ■容疑者は担任ではなく校外学習の引率などを担当 名古屋市によりますと逮捕された森山容疑者は、学校の中では教頭に次ぐナンバー3の「主幹教諭」で、担任ではなく校外学習の引率などを担当していました。校長によりますと「勤勉で児童から慕われ、同僚からの信頼も厚く、今回報道されているような罪を犯すような傾向は微塵も感じられなかった」ということです。森山容疑者の自宅の近くに住む人によると、妻と小中学生くらいの子ども3人の5人暮らしだということです。 教育学部で学ぶ大学生からは、こんな意見も。 (教育学部の大学生) 「一部の教師のせいで『そういう教員がいるから(信頼できない)と言われてしまうのは複雑。(罪を犯した)教員免許の剥奪などについて日本は緩いなと思う。もう少し教員免許に対して厳しくするべきではないか」 卑劣な犯行から子どもを守るにはどうすればいいのか。