長崎県東彼波佐見町で2022年2月、全裸の状態でベランダに監禁された男性=当時(49)=が低体温症で死亡したとされる事件で、長崎地検は25日までに、当時男性と同居していた諫早市の無職、女性容疑者(55)を監禁致死罪で起訴した。24日付。 同地検は認否を明らかにしていない。裁判員裁判で審理される見通し。 起訴状などによると、被告は22年2月6日夕から7日午前6時半ごろまでの間の相当な時間、自宅2階のベランダに男性を閉じ込めて監視。入室すれば危害を加えるかもしれないと恐れさせ、全裸の状態でベランダにとどまらせて死亡させたとしている。 県警は今年3月5日、被告を監禁致死と傷害の容疑で逮捕。同地検が同19日から約3カ月間、鑑定留置していた。刑事責任を問えると判断したとみられる。