マカオ、バスターミナル付近で多額の現金入ったバッグ拾い着服…フィリピン人の男逮捕

マカオ治安警察局は6月26日、マカオのバスターミナル付近で多額の現金の入ったバッグを拾ったにもかかわらず、届け出せずに着服したとしてマカオで就労するフィリピン人の男(40代)を逮捕したと発表。 同局によれば、同月21日夜、地元の男性から公共路線バスを利用し、マカオ半島の亞馬喇前地バスターミナルで降車した後、4万4000香港ドル(日本円換算:約81万円)及び100パタカ(約1790円)の入ったショルダーバッグがなくなっていることに気づき、探し回ったが見つからず、何者が拾って持ち去った可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用してショルダーバッグを拾った男の割り出しに成功。24日午後、マカオ半島中区のビルで容疑者の男を発見し、逮捕したという。 男は同局の調べに対し、亞馬喇前地バスターミナル付近でショルダーバッグを拾ったことを認め、その後の男の自宅の捜索でショルダーバック及び現金の発見、奪還に至ったとした。同局では、男を拾得物不当占有罪で検察院送致する方針。 最近、マカオでは同様の拾得物着服事案がしばしば発生しており、警察当局が拾得した場合は速やかに届け出を行うよう累次の呼びかけを行っている。 マカオ政府は安全な都市づくり及びITを活用した警察力向上の一環として2016年から天眼の整備を進めており、犯罪捜査において大きな成果を挙げているとされる。

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