女児連続暴行事件で初公判元教諭起訴事実認める
2011年10月13日 読売新聞
帰宅途中の小学生の女児らを乱暴し、強制わいせつや強姦(ごうかん)、住居侵入などの罪に問われた品川区、元稲城市立小学校教諭大塚友意被告(31)の初公判が12日、地裁立川支部(毛利晴光裁判長)であった。大塚被告は「間違いありません」と起訴事実を認め、即日結審した。
大塚被告の裁判は区分審理が適用され、起訴された17件の事件のうち、今回結審したのは15件。地裁立川支部は11月4日、3人の裁判官が有罪・無罪のみを判断する「部分判決」を言い渡し、残る2件(強姦致傷)については同月29日から始まる裁判員裁判で審理され、ここで量刑が決まる。
検察側の冒頭陳述や起訴状によると、大塚被告は2005〜10年、文京区や小平市、相模原市などの住宅地周辺で帰宅途中の女児や女子中学生らの後をつけ、わいせつな行為をしたり、1人であることを確認して自宅に侵入した上で乱暴し、その様子をビデオカメラで撮影していたとされる。
また冒頭陳述では、女児らに乱暴するために、郵便物をあさって電話番号を把握し、家族が留守であるか確認したり、被害者の制服から学校を割り出し、ホームページで授業や行事の予定を確認して、帰宅時間を予想するなど、大塚被告の詳しい犯行の手口が明かされた。