大分・大学生2人死傷ひき逃げ 沖縄県内でも容疑者の情報提供呼びかけ 大分県警、事件発生から3年

大分県別府市で2022年6月に発生した、男子大学生2人が車にはねられて死傷した事件は29日で3年となる。この事件で全国に重要指名手配されている八田與一容疑者に関する情報を集めようと、大分県警の捜査員が同日、沖縄県那覇市内の3カ所を含む7都道府県37カ所でチラシを配布し情報提供を呼び掛けた。 事件は22年6月29日、別府市の県道で赤信号で停車中のバイク2台に、八田容疑者が運転する軽自動車が追突した。大学生の1人が死亡、1人がけがを負った。八田容疑者は事故を通報せず、救護措置もとらずに逃走した。23年9月に道交法違反(ひき逃げ)の容疑では全国初の重要指名手配の対象となった。大分県警は25年6月に殺人と殺人未遂の容疑を追加し、逮捕状を取った。 那覇バスターミナルでポスターを配った大分県警の清松武士警部補は「事件の早期解決には皆さんの協力が必要だ。今一度、周りの方と確認し、八田容疑者に関する情報があれば連絡してほしい」と呼び掛けた。情報提供は別府署まで、電話0977(21)2131。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする