盗撮疑いで教諭逮捕、名古屋市が第三者委設置へ「忖度なしに調査を」

女児の下着を盗撮し、画像などをSNS上のグループチャットに共有した疑いで名古屋市立小学校などの教諭2人が愛知県警に逮捕された事件を受け、広沢一郎・名古屋市長は30日の定例会見で、7月中にも弁護士らによる第三者委員会を設置する方針を明らかにした。 広沢市長は「全てのお子さんの信頼を裏切ったことを痛切におわび申し上げる」と改めて謝罪。「3人目(の容疑者)がいるのではないかというつもりで調べるよう、各部に指示した」とし、第三者委には「忖度(そんたく)なしに調査していただきたい」と述べた。 一方、教諭が逮捕容疑の盗撮行為に「学校のデジカメを使った」という趣旨の供述をしたことについて、「悪用される前提が無かった。(教員は)高い倫理観を持っていることが前提だった」とし、教員の採用について「本当に難しい話。幅広く意見を求めたい」と話した。 広沢市長は会見の終盤、前のめりになってふらつき、搬送された。意識はあり、会話もできる状態で、市によると「血圧が少し低く、顔色も良くなかった。念のため市内の病院に搬送してもらった」としている。(大西英正)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする