熊本県教育委員会は、勤務先の小学校で女子児童のスカート内をスマートフォンで 撮影するなどした男の教諭を、1日付で懲戒免職処分としました。県教委の聞き取りに対し男の教諭は「ストレス発散やスリルを味わうためにやってしまった」と話しているということです。 【県教委】 「大変申し訳ございませんでした」 1日付で懲戒免職処分となったのは、玉名市立玉名町小学校の弥山 廉 教諭(27)です。 県教委などによりますと、弥山教諭はことし2月、勤務先の小学校の女子トイレで、トイレットペーパーホルダーに盗撮目的で小型ビデオカメラを設置。 3月、性的姿態等撮影未遂の疑いで逮捕され、その後、起訴されました。また、同じ学校の教室内で、複数の女子児童のスカート内を、バインダーに挟んだ自身のスマートフォンで撮影したとして追起訴され、6月6日付で罰金60万円の判決を受けたということです。 県教委によりますと、盗撮した動画の外部への流出はないということです。 弥山教諭は県教委の聞き取りに対し、「ストレス発散やスリルを味わうためにやってしまった。これまで教師として出会った子どもたちや保護者に対して大変申し訳なく、直接謝罪したい」と話しているということです。 また、県教委は管理監督者としてこの学校の校長についても戒告処分としました。 県教委の越猪 浩樹教育長は、「信頼回復に向け、服務規律の徹底に万全を期すとともに、全力で不祥事の根絶に取り組んでまいります」とコメントしています。