河井案里氏 アクリル板の向こうで泣いて謝る夫・克行氏「泣くんですよ。ごめんな、ごめんなって」

元参院議員で、公選法違反の罪で有罪判決を受けた河井案里氏(51)が、3日配信のYouTube動画「ReHacQ―リハック―」に出演し、公選法違反容疑で有罪判決を受けた後について語った。 広島県議を4期務め、19年の参院選で国政に初挑戦し、初当選を果たした。しかし、20年6月に公選法違反の容疑で、夫で元法相の河井克行氏(62)とともに逮捕。21年に懲役1年4カ月の執行猶予付き判決を受けた。現在も猶予期間が「まだ明けていない」といい、公民権も停止中。 起訴状によると、河井氏は19年3~6月、夫と共謀し、票の取りまとめ依頼などの目的で広島県議ら5人に計170万円を供与したとされる。克行氏は5人を含む計100人に対し、計2900万円余りを配った罪で実刑判決を受け、23年に仮釈放された。 事件については河井氏は「言い訳みたいなのをするのを好きじゃないんですけど」と前置きしつつ、「主人がやったことについて私は実は知らなくて、何を具体的にして、誰に…お金をあげたんだろうというのは分かっていたけど、誰にいくらあげたのかとか、それがなぜなのか分からなくて、分からないまま逮捕、勾留されていた」と打ち明けた。 夫に対しては「主人がやったことではあるけど、自分の選挙で行われたことではあるし、しかも主人は私のためを思って、夫としてなしたことであるので、私がその罪があるならば、その罪を引き受けなければいけないという意識が凄く強くあった」と、思いを語った。 一方で、「それは頭で分かっているんだけど、でも何でこんなことをしたの?という主人に対する憤りとか怒りという感情がずっとあって」と葛藤も。「自分の中で収めていって、最終的に自分で全部責任を負いましょうと考えるまでに凄く時間がいった」と話した。 拘置所から出た後、拘留中だった夫の面会には日参したという。「毎日彼のところに面会に行っていて、彼の心が折れないようにしてあげて。励ましてあげること、自分を保つようにアドバイスというか、してあげることをずっと続けていた」。夫は一審判決を不服として控訴したが、後に取り下げ、懲役3年の実刑判決が確定した。 河井氏は「確定した後に面会に行ったんですけど、アクリル板の向こうで主人が泣くんですよ。ごめんな、ごめんなって」と、当時を回顧。「その主人の言葉を聞いた時に、そんな謝らなくていいよと言った。私があなたの罪を半分背負うからと思った」と率直に語った。

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