1日1食で避妊具なしの性行為を…グリ下キッズ130人が被害に遭った「地獄の売春ツアー」の全貌

大阪・ミナミのいわゆる「グリ下」に出入りする少女らに売春をさせていたなどとして、大阪府在住の自称自営業、木村有亮容疑者(34)が売春防止法違反などの疑いで6月20日までに大阪府警に逮捕された。 木村容疑者は援助交際を希望する少女をグリ下界隈やSNSで探す「スカウト」、女性を装って出会い系サイトで男性客を募る「打ち子」、少女らをラブホテルまで送迎する「運転手」などからなる70人のメンバーで構成されるグループを取り仕切っており、130人もの女性に繰り返し“売春ツアー”をさせていたという。 「スカウトが見つけてきた少女たちを木村容疑者が喫茶店で面接。『100万円なんて余裕で稼げる』『売春して客からもらったカネを2人で分けよう。お試しで5日だけやってみないか』などと売春を持ち掛け、運転手と打ち子の3人一組で地方都市に派遣していた。ミナミからわざわざ地方に遠征していたのは、競合店が少ないうえにアシもつきにくいから。少女たちが逃走しづらい、という利点もあったようです」(全国紙社会部記者) 遠征中は打ち子が女性たちのスケジュールを管理し、朝10時から夜10時まで休みなしで売春をさせていたという。 「運転手は客が待つラブホテルまで少女を送り届けて、終了時間まで待機。その後、次の客のいる場所まで少女を連れて行く。なかには駐車場に止めた車の中で行為をさせるケースもあったとか。少女をフルで働かせるため、待機中は打ち子が出会い系サイトに『今から会える人募集』などと投稿し、必死に客を探していました。 少女らは満足に食事をとる時間もなく、長期移動の際にコンビニの弁当が与えられる程度でした。ロクに眠ることもできず、かなり疲弊していました。避妊具なしで性交させられ、緊急避妊薬を処方されたこともあったといいます」(捜査関係者) 売春料金は1人あたり1万5000円。そのうち、少女たちの取り分はたったの5400円だった。少女らが客からもらった現金はその都度全額回収。これも逃走を防ぐためだった。前出の捜査関係者が続ける。 「ミナミから東北地方に売春ツアーに行かせられたある女子高生は、10日間で109人の相手をさせられたのに、受け取った報酬は60万円だった。別の少女は5日間の遠征の終盤、打ち子に『しんどい』『やめたい』『帰りたい』と訴えたが、『君ならできる』『頑張れ』と励まされるだけ。精神的にも肉体的にも追い込まれ、リストカットしています。帰阪後、この少女が手渡された現金はわずか15万円でした」 行き場所を失った少女たちの弱みにつけ込んだ、あまりに卑劣で下劣な犯行――当局はグループの解体に向けて捜査を進めている。

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