無登録でFX投資の勧誘を行い顧客からおよそ7000万円を集めたなどとして、総合リースなどを営む会社の代表ら3人が逮捕されました。 捜査関係者によりますと、金融商品取引法違反などの疑いで逮捕されたのは総合リースなどを営む「アースワン株式会社」の代表、高森清文容疑者(77)と妻の理華容疑者(55)、田中安憲容疑者(49)の3人です。 3人はおととし8月からおよそ1年間、国に登録せずに11回にわたってFX投資の勧誘を行い、顧客3人から7030万円を集めたなどの疑いが持たれています。 高森清文容疑者らは、知人などを介して「LINE」や口頭で、「香港にいるトレーダーに、円とドルの運用をさせます」「元本保証をして投資をすれば7年で10倍にします」などと勧誘。 資金を預けた顧客とはFX投資のアドバイスをするという名目でそれぞれ“顧問契約”を結んでいましたが、実際にアドバイスは行っておらず、顧客から集めたカネを原資に投資などに充てていたみられるということです。 高森容疑者ら3人は4年前から3年ほどにわたって、少なくとも34人からおよそ4億8500万円を集めていたということですが、勧誘したFX投資に実体があるかどうかは不明だということで、神奈川県警は詳しく調べています。