宮崎県高千穂町の山林でスギ200本余りを無断で伐採し盗んだとして、農林業を営む男が森林窃盗の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、高千穂町五ヶ所の農林業、甲斐房夫容疑者(68歳)です。 警察によりますと、甲斐容疑者は、おととし10月ごろから去年5月ごろにわたり、高千穂町の山林でスギの立木206本、およそ104万円相当を伐採し、盗んだ疑いがもたれています。 この山林は町内に住む60代の知人男性が所有しているもので、調べに対し、甲斐容疑者は「伐採はしたが、盗んでいない」と容疑を否認しています。 甲斐容疑者は個人事業主ですが、複数の人を雇い、スギを伐採していて、今回の被害現場に隣接する山林の伐採届を町に提出していたということです。 事件は、被害者の男性が、今年2月、「木がなくなっている」と警察に相談し、発覚しました。 伐採された木の行方はわかっておらず、警察は動機など捜査を進めています。