東京・足立区の住宅で52歳の男が、約3時間にわたり兄に暴行を加えた疑いで逮捕されました。 兄はその後、死亡しました。 高橋和弘容疑者(52)は10日、足立区東伊興の自宅で、同居する兄の正博さん(57)の顔や体に殴る蹴るなどの暴行を加えけがをさせた疑いがもたれています。 正博さんは意識不明で病院に運ばれまもなく死亡しました。 警視庁によりますと2人は1階と2階に分かれて暮らしていて、和弘容疑者は正博さんが1階の台所を長時間使っていたことに腹を立て、約3時間にわたり暴行を加えたということです。 和弘容疑者は調べに対し、「兄の頭とか背中とかを何度も蹴ったり、踏みつけたり、殴ったりした」と容疑を認めているほか、「長年の不満が爆発した」などと供述しているということです。 警視庁は傷害致死容疑を視野に調べを進めています。