きょう午前、東京・世田谷区の住宅で66歳の妻の首を絞めるなどして殺害しようとしたとして、72歳の夫が現行犯逮捕されました。妻は搬送先の病院で死亡が確認されました。 きょう午前11時すぎ、東京・世田谷区上北沢の住宅で「首を絞めて家内を殺した」と住人の男から110番通報がありました。 警察官が駆け付けると、この家に住む倉部真弓さん(66)が一階の部屋の中で意識不明の状態で倒れていて、病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。 警視庁によりますと、通報したのは夫の倉部豊彦容疑者(72)で、真弓さんの首を絞めるなどし殺そうとした殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。 真弓さんの首には絞められたような跡があるほか、胸に複数の刺し傷があるということです。 住宅からはナイフが押収されています。 倉部容疑者は「不動産鑑定士の事務所をたたむにあたって、手続きをせかされていた。難しい手続きで、手続きができないことがばれるのが怖かった」などと容疑を認めているということです。 警視庁は容疑を殺人に切り替えて詳しいいきさつを調べています。