「あなたは容疑者の1人」警察名乗る男らに4000万円だまし取られる 西脇の75歳女性被害

16日午後、兵庫県西脇市の無職女性(75)が「事件の捜査名目で現金約4千万円をだまし取られた」と県警西脇署に届けた。同署は詐欺事件として調べる。 同署によると6月24日午前10時ごろ、女性宅に通信会社の社員を名乗る男から「19万円の携帯料金の滞納がある。大阪府警に相談する」と電話があった。その後、女性のスマートフォンに同府警を名乗る男から「逮捕した証券会社の社長の証券を調べると、あなたの名前があり、容疑者の1人として浮上している」と連絡があった。 男は「このことを誰かに話すと、聞いた人も逮捕する」と言い、女性の資産を聞き出した上で免許証やマイナンバーの写真を送らせた。さらに女性が持っていた3600万円分の国債を解約するよう指示し、6月26日と7月16日の2回にわたり、指定した口座に計約4千万円を振り込ませたという。 男の指示通りスマホを操作していると、スマホが初期化されていることが分かり、だまされたことに気付いたという。

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