取引先男性を3カ月監禁、暴行か 体に熱湯、ドライバー突き刺す 建設業の男ら7人逮捕・警視庁

取引先の男性を約3カ月にわたり監禁し、繰り返し暴行を加えて全身に大けがをさせたとして、警視庁捜査1課は17日までに、逮捕監禁致傷容疑で、建設業の大城優斗(24)=東京都板橋区清水町、友人で職業不詳の大城海人(25)=同区坂下=両容疑者ら男7人を逮捕した。 捜査関係者への取材で分かった。 優斗容疑者と取引先には工事代金を巡るトラブルがあったといい、同課は詳しい経緯を調べる。 捜査関係者によると、逮捕容疑は1月29日~4月30日、都内と近郊のホテルやトランクルーム、民泊など計十数カ所で、内装工事の元請け側の30代男性を監禁。熱湯を掛けたり、金づちでたたいたりし、肋骨(ろっこつ)や腰の骨折、全身のやけどなどで6カ月の重傷を負わせた疑い。 熱したフライパンを押し当てたり、ドライバーで突き刺したりした疑いもあり、優斗容疑者の携帯電話からは暴行の様子を撮影した動画が見つかった。 監禁中は男性に対し、親や知人から借金するよう指示。金を受け取りながらも暴行は続けていたという。 関係者が4月28日に「男性が監禁されているかもしれない」と警視庁高島平署に相談。同庁は同30日、乗用車に乗せられた男性を発見し、保護した。運転していた同容疑者は豊島区内でタクシーに衝突する事故を起こした後、逃走した。 優斗容疑者は元請け側から施工不良を理由に代金を受け取れず、不満を募らせていたとみられる。1月29日以前にも男性を一時的に拘束したことがあり、その際は男性側が工事代金より多額の現金を支払い解放された。 海人容疑者らは優斗容疑者の地元の友人で、男性と面識はなかった。見張りや暴行、監禁場所を提供するなどして関与したとされる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする