犯行が「トクリュウ」の資金源になっていたか 東日本大震災の被災地に無許可で従業員を派遣し働かせる 会社役員の男3人逮捕(山形)

東日本大震災の被災地に無許可で従業員を派遣し働かせていたとして、きのう、山形市の男3人が逮捕されました。 警察は、男らが匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に関与しこの犯行が資金源になっていたとみて調べを進めています。 職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、山形市下条町の会社役員の男(33)山形市南館の会社員の男(34)、山形市小白川の会社役員の男(51)の3人です。 警察によりますと男(33)と男(34)は、おととし5月ごろから去年4月ごろまでの間、男(51)の会社に自社の従業員を派遣させ、厚生労働省の許可なく働かせた疑いがもたれています。 男(51)は東日本大震災で被災した福島県内の建物の解体撤去や除染作業などを行っていて、派遣された従業員を指揮し、自社で働かせた疑いがもたれています。 警察は、3人が、SNSなどで実行犯を募り、都度メンバーを入れ替えて闇バイトや特殊詐欺などの犯罪を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に関与しているとみて、捜査しています。 また、警察は労働者を派遣したことによる違法な対価が「トクリュウ」にとっての資金源になっていたとみて、調べを進めています。

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