2009年鳥取市で起きたタクシー強盗殺人事件から7月17日で16年となります。 事件の解決に向け警察官が駅の利用者に情報提供を呼びかけました。 警察官の呼びかけ 「タクシーの強盗殺人事件が起きてから7月17日で16年。情報提供を求めております。些細(ささい)なことでも構いませんのでよろしくお願いいたします」 7月17日で発生から16年が経過した「タクシー強盗殺人事件」。 JR鳥取駅で鳥取県警と鳥取警察署の職員ら18人が事件の詳細が書かれたホームページにつながる二次元コード入りのポケットティッシュを配り、駅の利用者に情報提供を呼び掛けました。 「タクシー強盗殺人事件」は2009年7月17日鳥取市立川町の住宅街でタクシー運転手・下田和雄さん、当時60歳がタクシーの車内で何者かに銃で撃たれ、死亡した事件です。 この事件は重要凶悪犯罪等の情報提供を受けるための「捜査特別報奨金制度」に指定されています。犯人逮捕に結びつく有力な情報の提供者には最大で300万円の報奨金が支払われます。 事件発生時から今日まで犯人逮捕に向け懸命な捜査が続けられていて、捜査にかかわった捜査員は延べ10万2000人。 これまでに約200件の情報提供がされていますがいまだ事件解決には至っていません。 鳥取警察署 樋口敬 署長 「16年経ちました。ですが事件は絶対に風化させてはなりません。お気づきになられた点、気付かれた点、思い出された点、 なんでもいいです、県警察まで情報をご提供ください」 県警はYouTubeでの広報動画の公開や人が集まる公共施設にポスターを張るなどして広く情報提供を求めています。 また、ホームページでは犯人を乗せたタクシーを見かけた可能性のある3人の特徴とタクシーに残された足跡から予測される靴の特徴を公開しています。 犯人逮捕のため些細(ささい)なことでも情報を寄せてほしいと呼びかけています。 情報提供先 ・鳥取警察署0857-32-0110 ・情報提供フリーダイアル0120-110-572