19日深夜、北九州市小倉南区で80歳の母親の首に包丁の背を突き付け、「なめんなよ、叩くぞ」などと脅迫したとして59歳の自営業（自称）の息子が逮捕されました。 19日午後11時半ごろ、北九州市小倉南区に住む80歳の女性が自宅の寝室で寝ていたところ、物音がしたため目を覚ますと、離れて暮らす息子が室内で包丁を持って立っていました。 息子は酒に酔っていて、女性が「来るなら酒を飲まずに来なさい」とたしなめると「馬鹿にしよんか」と激高。 女性の首元に包丁の背を突き付け、「なめんなよ、叩くぞ」などと脅迫したということです。 女性の自宅にいた家族がトラブルに気づいて110番通報し、駆けつけた警察が息子を暴力行為等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕しました。 逮捕されたのは小倉北区に住む59歳の自営業（自称）の男で、取り調べに対し「母親のところに行って首元に包丁を突き付けたことは間違いありません。ただ、本当に殺すつもりはありませんでした。首元にも刃ではなく峰（背）のほうを突き付けました」などと話し、容疑を一部否認しています。 警察は、動機などについて調べる方針です。