営業秘密の顧客情報持ち出しか 半導体関連会社元副社長を逮捕 神奈川県警など

元勤務先の営業秘密を不正に持ち出したとして、神奈川県警生活経済課などは23日までに、不正競争防止法違反(営業秘密の領得、開示)の疑いで、半導体関連部品製造会社「クリエイティブテクノロジー」(川崎市)の元副社長宮下欣也容疑者(61)=宮崎市下北方町=を逮捕した。 情報の持ち出しに協力したとして、同日、部下だった同社社員の男女2人を同容疑で書類送検した。いずれの認否も明らかにしていない。 逮捕容疑は、宮下容疑者は2人と共謀し、2021年5~9月ごろ、同社の主力製品で半導体に使う部品「静電チャック」の販売単価や顧客情報に関する情報を不正に持ち出すなどした疑い。 同課によると、宮下容疑者は1993年7月~2021年3月まで同社に勤務し、「静電チャック」などの製造責任者として携わっていた。退職直後に、元部下の社員2人にSNSを通じて情報の持ち出しを指示していたという。

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