群馬・桐生市役所の新庁舎建設工事を巡り 加重収賄疑いで元副市長逮捕

群馬県桐生市役所の新庁舎建設工事を巡り、埼玉・群馬両県警の捜査本部は、加重収賄などの疑いで桐生市の元副市長、森山享大容疑者を24日に逮捕しました。また、共謀したとして県議の相沢崇文容疑者も再逮捕しました。捜査本部は、桐生市役所を家宅捜索しました。 官製談合防止法違反と加重収賄の疑いで逮捕されたのは、桐生市相生町の元副市長、森山享大容疑者(52)です。合同捜査本部によりますと森山容疑者は、2020年8月下旬に、市役所の基本設計に関して特定の会社に入札の秘密事項を漏らし、謝礼として10万円の商品券を受け取った疑いです。 森山容疑者は当時、新庁舎に関する入札事務などを監督する立場でした。また、あっせん収賄容疑などで、県議の相沢崇文容疑者も再逮捕されました。 相沢容疑者は特定の会社と森山容疑者を仲介して、森山容疑者に秘密事項を特定の会社に漏らすようあっせんし、同様に商品券10万円を報酬として受け取った疑いが持たれています。 合同捜査本部によりますと、森山容疑者は容疑を認め、相沢容疑者は黙秘しているということです。合同捜査本部では事件の全容解明に向け捜査を進めていくとしています。 元副市長の逮捕を受け、桐生市は臨時記者会見を開きました。荒木市長は、「誠に遺憾であり、じくじたる思い。市政を預かる者として深くお詫び申し上げます。」と陳謝しました。 市は今後も、警察の捜査に全面的に協力していくとしています。

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