米メディアのMMAFIGHTINGによると、13年に五味隆典と対戦した元UFCレジェンドのディエゴ・サンチェス(43)が、車から銃を発砲して逮捕されていたことが分かった。サンチェスは薬物乱用でリハビリ施設に入院していたようで、精神面が心配されている。 サンチェスは05年からUFCで活躍するレジェンドで、幼少期に空手を習い、学生時代から始めたレスリングでは州王者となった。09年にはB.J.ペンのライト級王座に挑戦。13年には五味隆典とも対戦して、日本のファンから注目を集める。その一方で06年にマリファナの陽性反応が出て出場停止処分を受けることもあった。21年にUFCからリリースされると、23年にはベアナックルでTKO負けを喫し、その後は試合をしていなかった。 米メディアによると、サンチェスは先週17日(木=現地時間)の夜、車の窓からいきなり銃を発砲したという。その車の運転手は、「彼は窓を下ろして、『愛してる、愛してる! 505を愛してる!』と言って、何発か発砲した」とサンチェスが撃ったと警察に証言。サンチェスは、銃発砲の容疑で逮捕された。威厳運 そして22日(火)に刑務所から釈放され、現在は裁判の結果を待つこととなっている。サンチェスの代理人は、近年、彼が薬物乱用に苦しみ、リハビリ施設に何度も入院していることを明かした。そして、この事件をキッカケに再び治療施設に戻ってくれることを願っているようだ。 今回の事件で怪我人が出なかったことは、不幸中の幸いといってもいいだろう。サンチェスが精神面での治療を終えて、無事に日常生活へ戻れることを祈りたい。