佐賀・伊万里強盗殺人 ベトナム国籍の実習生(24)逮捕の決め手はカメラ付きインターフォンの画像

佐賀県伊万里市で起きた強盗殺人事件。カメラ付きインターフォンに残されていた容疑者の画像が逮捕の決め手となったようです。 事件が起きたのは、おととい午後4時半ごろ。伊万里市東山代町長浜の住宅で親子が刃物を持った男に襲われ、椋本舞子さん(40)が死亡、70代の母親も首などにけがをしました。 住民 「何十年と住んでいますけど、そういうこと1回もあったことない。こんな近くにという感じ。気持ち悪いです」 事件から2日目となったきのう深夜。警察は現場近くに住むベトナム国籍の技能実習生、ダム・ズイ・カン容疑者(24)を強盗殺人などの疑いで逮捕しました。 佐賀県警捜査一課 今井勝明 課長 「認否は『何も話したくありません』と容疑を否認しています」 ダム容疑者が住んでいたのは、現場からすぐ近くにある会社の寮で、住宅との距離はわずか60メートルほどでした。 警察によりますと、ダム容疑者は事件直前にインターホンを鳴らし、椋本さんの母親が玄関の扉を開けたところで玄関の中まで侵入。母親と一緒にいた椋本さんをナイフで脅迫し、現金1万1000円を奪いました。ダム容疑者はさらに家の中まで押し入ろうとしましたが、椋本さんが抵抗したため、ナイフで襲い逃走しました。 助けを求められた女性 「お母さんが血だらけになって『おばちゃん』と言ってきたから、どうしたと聞いたら『刺された』と、いつもと違う声だった。血が噴き出ていたから、ここも傷だらけで」 椋本さんの母親は「面識がなかった」と話していますが、椋本さんとダム容疑者に接点があったかはわかっていません。 なぜ自宅近くの住宅で2人を襲ったのか、警察が事件の全容解明に向けて捜査を進めています。

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