兄の顔を複数回殴ってけがさせた疑いの男性 不起訴処分 兄はその後死亡

与論町でことし3月、兄を殴ってけがをさせた疑いで逮捕された男性について鹿児島地検は31日付けで不起訴処分としました。殴られた兄はその後、死亡しています。 不起訴処分になったのは与論町立長の農業の男性(69)です。 男性はことし3月、自宅などで兄(当時71)の顔を複数回素手で殴るなどの暴行を加え、顔にけがをさせた疑いで逮捕・送検されていました。兄は心肺停止の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。 男性は警察の取り調べに対し「兄を殴ってけがをさせたことは間違いない」と容疑を認めていました。鹿児島地検は傷害致死の疑いで捜査し、ことし4月から男性の刑事責任能力の有無を調べるためおよそ4か月の鑑定留置を行いましたが31日付けで、男性を不起訴処分としました。 不起訴の理由について検察は、「回答は差し控える」としています。

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