暴走運転の末の追突・傷害罪の被告の初公判、一部について「記憶にない」(山形地裁)

山形市でことし5月、暴走運転の末に事故を起こし、2人に暴行してけがをさせたとして傷害の罪に問われた男の初公判が31日、開かれました。 男は起訴内容の一部について「記憶にない」などとして認否を留保しました。 傷害の罪に問われているのは、山形市東原町3丁目の会社役員・近賢次郎被告(48)です。 起訴状などによりますと近被告はことし5月、山形市小立1丁目の国道13号を猛スピードで車を運転し、追突事故を起こしました。 そして、追突した車を運転していた男性と仲裁に入った男性の合わせて2人に対し、顔や腹を殴るなどしてけがをさせたーとされるものです。 山形地方裁判所で開かれた初公判で、近被告は起訴内容のうち、仲裁に入った男性への暴行は認めたものの、 運転手の男性に対する暴行については「記憶にない」などとして認否を留保しました。 検察側は近被告が運転手の男性に対し「運転していたのは誰だ」などと言いながら暴行を加えたことや、 仲裁に入った男性が「傷害になるからやめろ」と制止したにも関わらず、それに逆上して暴行を加えたと指摘しました。 近被告は飲酒した後に事故を起こした酒気帯び運転の疑いでも逮捕されていて、検察側は今後、追起訴する方針です。

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