尹前大統領妻が初出頭 主な疑惑の容疑否認

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏が6日、自身の複数の不正疑惑を捜査する特別検察官の事務所に初めて出頭し、取り調べを受けた。金氏は主要な疑惑について容疑を否認したことが分かった。 複数の事件の被疑者として出頭した金氏が容疑を否認したことに加え、多くの疑惑についての取り調べも終わっていないため、特別検察官は近く金氏を再出頭させる見通しだ。特別検察官は同氏の16の疑惑を捜査対象としている。 この日の取り調べは午前10時半ごろに始まり、午後6時ごろ終わった。深夜まで取り調べが続く可能性があるとみられていたが、金氏が拒否したようだ。午後9時以降は本人の同意が必要となる。 特別検察官は金氏に対し、輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑惑や政治ブローカーのミョン・テギュン氏と共に尹政権で与党だった「国民の力」の公認候補選びに不正に介入した疑惑、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部が「コンジン法師」と呼ばれる呪術師を通じて金氏にダイヤモンドのネックレスや高級バッグを渡し、教団のカンボジア事業などで便宜を図るよう依頼した疑惑の順に取り調べを行ったとされる。 今後の取り調べで特別検察官は、中堅建設会社、三扶土建の株価操作疑惑、ソウルと京畿道楊平郡を結ぶ高速道路のルートを一族が所有する土地の近くに変更させようとした疑惑がなどについて追及する見通しだ。 金氏が容疑を全面的に否認した場合、特別検察官が逮捕状を請求する可能性もある。

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