同居の妻を殺した疑いで92歳夫を逮捕 互いの病気などで将来悲観か

同居中の妻を殺害したとして、千葉県警茂原署は12日、同県一宮町一宮の無職の夫(92)を殺人の疑いで逮捕し、発表した。調べに練炭コンロを使って2人で心中しようとしたと説明し、「苦しがっている妻を早く楽にさせてあげたいと思い、電気コードで首を締めました」と供述しているという。 署によると、夫は3月4日、自宅で電気コードで妻(91)の首を絞めて殺害した疑いがある。2人暮らしで、互いの病気などで将来を悲観したとみられる。 事件は同日午前8時40分ごろ、2人の親族から通報を受けた警察官が一緒に現場に行き、倒れている2人を見つけて発覚。妻は搬送先の病院で死亡が確認された。死因は首を圧迫されたことによる窒息死だった。 夫も発見後に意識不明のまま病院に搬送された。同署は回復を待って、事情を聴くなどして逮捕に至ったという。(宮下晶、植松敬)

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