栃木県警は13日、勤務している県立高校の女子更衣室に小型カメラを設置し、女性の姿を撮影したとして、盗撮などの疑いで38歳の高校教諭の男を逮捕しました。 建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反の疑いで逮捕されたのは宇都宮市福岡町に住む高校教諭、古口大輔容疑者(38)です。 古口容疑者は、8月上旬ごろ勤務している県内の県立高校の女子更衣室に侵入し、動画が撮影できる小型カメラを天井の点検口に設置して着替える女性を撮影した疑いが持たれています。 警察の調べに対し古口容疑者は、「まちがいない」と容疑を認めていて「盗撮することが楽しかった」などと話しているということです。 警察によりますと8月5日の夕方、学校のトイレを利用した女性が小型カメラが設置されているのに気付いて学校に報告し、その後、教職員が校内を見て回ったところ女子トイレや更衣室などから複数の小型カメラが見つかったということです。 古口容疑者は、女子更衣室や女子トイレなど10数カ所に小型カメラを少なくとも合わせて20台以上設置していたとみられます。 点検口の一部に穴をあけて加工するなどして小型カメラを設置したとみられるということです。 警察は、古口容疑者の自宅から工具類や画像を記録するSDカード数十点などを押収して解析を進め、余罪も含めて調べています。 これを受け県教育委員会の中村千浩教育長は「痛恨の極み。信頼を裏切り心からお詫びする。事実関係を確認し厳正に対処する」とコメントを発表しています。