53歳女性の遺体を山中に遺棄疑い 岐阜県警が男女を逮捕

岐阜県内の山中に53歳女性の遺体を遺棄したとして、県警は14日、いずれも岐阜市大洞桐が丘の職業不詳、立花浩二(54)と、内縁の妻の神原美希(35)の両容疑者を死体遺棄容疑で逮捕した。県警は岐阜中署に捜査本部を設置し、殺人容疑も視野に捜査を進める。県警は2人の認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は共謀して7日、愛知県常滑市のパート従業員、立野恵子さん(53)の遺体を岐阜県本巣市の山中の川岸に遺棄したとしている。遺体は衣服を身につけておらず、所持品もなかった。司法解剖の結果、立野さんは6日ごろ死亡し、死因は窒息死と判明した。 岐阜県警によると、立野さんは6日未明、軽乗用車で自宅を出た後、行方がわからなくなり、家族が行方不明届を出していた。7日午前8時半ごろ、警察官が岐阜市内で路上駐車されている立野さんの車を発見。防犯カメラなどから、7日未明に、容疑者とみられる人物が立野さんの車を運転し、遺体発見現場方面に向かう様子が写っていたという。9日、捜索中の警察官が山中の市道から約20メートル下の川岸で遺体を見つけた。 捜査本部は、立花容疑者のスマホでのやり取りなどから、以前から立野さんと連絡を取っていたとみており、関係を調べている。【稲垣洋介】

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