「前金でやっているから…」“住宅リフォーム詐欺”で業者の男を逮捕 500万円だまし取った疑い 工事始まらず警察に相談 福岡

住宅のリフォーム工事の名目で女性から現金500万円をだまし取った疑いで18日、福岡県筑後市の会社役員の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは筑後市の会社役員、野間隆志容疑者(43)です。 東警察署によりますと野間容疑者は2019年6月22日ごろ、福岡市東区の会社員の女性(68)宅で「A社を通さずに直でうちと契約しませんか。その方が安く買えます。合計500万円くらいで5か所全部のリフォームが施工でき、さらに300万円以上の工事なのでサービスでトイレのリフォームもできます。リフォーム工事は7月からになると思いますが、うちの会社は前金でやっているから500万円を今月25日までに振り込んで下さい」などとうそを言い、現金500万円をだまし取った疑いです。 野間容疑者はA社の下請け業者の代表取締役で、リフォーム工事が始まらず不審に思った女性が警察に相談していました。 調べに対し野間容疑者は「現金を受け取ったことは間違いありませんがだまし取ったわけではありません。私から積極的に工事を取りに行ったわけではなく被害者の方から依頼されたものです。手配予定だった大工の都合が合わず施工できなかった」などと容疑を一部否認しているということです。 500万円は2回にわけて現金で手渡していました。 女性はほかにも追加工事などの名目で約180万円を渡していたということで、警察は余罪があるとみてさらに詳しく捜査しています。

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