高知県警は8月21日、税務署に対して虚偽の申告を行い、還付金・約98万円を騙し取ったとして、詐欺の疑いで男女2人を逮捕しました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは住居不定・無職の名嘉祥芙容疑者(42)と、山口県宇部市の派遣社員野村千尋容疑者(29)です。 警察によりますと、2人は共謀のうえ24年9月から10月にかけて、山口県の税務署に対しオンラインで確定申告が可能なe-Taxを使用して虚偽の申告を行い、野村容疑者名義の口座に所得税の還付金・約98万円を振り込ませ、騙し取った疑いが持たれています。 これまでにも同様の手口の詐欺事件で捜査が進められていて、今回新たに発覚したものです。 これでe-Taxを使用した一連の詐欺事件で13人が逮捕・起訴されていて、被害は8都道県で約1500万円にのぼっています。県警は引き続き捜査を進め、全容解明に努めるとしています。