障害者の就労支援事業で、玉野市から給付金約160万円をだまし取った疑いで8月25日、社会福祉法人の元代表理事の84歳の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、玉野市の社会福祉法人瀬戸内会の元代表理事近土泉容疑者(84)です。 警察の調べによりますと、近土容疑者は2018年から2019年にかけて職員らと共謀して実際には就労していない利用者が就労しているように見せかけて玉野市に報告。訓練給付費として合わせて160万6510円をだまし取った疑いです。 2025年2月、瀬戸内会から告発を受けて警察が捜査していたもので、警察は近土容疑者の認否を明らかにしていません。 瀬戸内会は2015年以降、市から給付金を不正に受け取っていたとして2022年には岡山県から不正請求額と加算金を返還するよう求める行政処分が出されていました。